叛逆の物語を見て: 感想篇

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初の投稿が叛逆の物語を見ての感想／考察になりました。

劇場を6回見終わった後の感想は

だいたいこんなかんじになりました

以下ネタバレ満載です。

それと感情の思うままに書いてますので、読みにくい所多々あります

＜感想＞
初回放映後はずっと気分が沈んでいました。
理由としては、今までずっと最後はほむらちゃんとまどかちゃんの二人で円環に行く物と
思っていたからでしょうか。
新編の公開ということで元々脚本も虚淵さんですしきっとそんな終わり方はありえないと
公開前からずっと思っていましたがやはり現実に見ると重すぎて消化できないな、という

以前もツイートで話していたんですが


だいたいこんなかんじに成るのかなーなんて。

とはいえ、回数を繰り返して見るごとにだんだんと何とか消化不良を噛み締めながら
映画を消化していきました。
皆さんお話されていますが、やっぱりこの映画は複数回見るべき映画だと思います。

個人的にはアルティメットまどかちゃんの想いとその心強さが大好きだったので
それの実際的な崩壊（あとで考察でこの点についてはお話したいですが）を
目の前で見て、やっぱり辛かったですね

しかしながら、それと並行してほむらちゃんの
「まどかを絶対に契約させない」という願いが叶ったという点は良かったなと

自分の中でも矛盾しているのはわかっているのですが
アルティメットまどかちゃんは大好きなんですけど、
まどかちゃん自身には中学2年生としての平々凡々とした
幸せな人生を歩んでもらいたかった。彼女自身を大切にして欲しい
それが私の祈り、私の願いだったのです

そういった意味では今回のほむらちゃんによる
・円環システムからまどかちゃんの人間だった頃の歴史の分離
・分離したまどかちゃんを元の世界に戻す
という理の書き換えはまさに私の願い通りだった、と言うことになります

じゃあ何故、1日たった今でもこんなにも心苦しさが胸の中で佇んでいるのか

それはやはり、まどかちゃんと知り合えたほむらちゃんが、
そしてほむらちゃんと知り合えたまどかちゃんが
お互いに普通の友達としてすごせる未来を僕が望んでいたことにあります

書き換えられた世界では
ほむらちゃんは全て、何もかもを覚えていることに対して
他の全員は殆ど何も覚えていない、そんな世界になりましたね
当然まどかちゃんも何も（この点も考察の時点でお話したいですが）
覚えていない状態になっているわけで、今後二人が友達としてすごせるか
これを考えた時、ほむらちゃんのあの状態からすると
まともな友情関係、いわゆる朗らかに笑い合えるような、そんな関係は
難しそうだな、というのがありました

もちろん、ほむらちゃんはあの世界を作り上げた張本人ですし
ほむらちゃん自身としてはあの世界でとりあえずの満足を得ているのでしょう

本当に得ているのかどうか？
最後にまどかちゃんにリボンを渡した時
「やっぱり、あなたのほうが似合うわね」
というセリフの時だけ、一瞬世界を作り替えてからのほむらちゃんの表情と
異なり、今までのほむらちゃんと同じ「瞳」をしていましたね

あのシーンをみて、僕は
ほむらちゃんはとりあえずの満足をしているものの
やっぱりほむらちゃんは何処か折り合いが付けられずにいるんじゃないかな
加えて言えば、ほむらちゃんにはあのまままどかちゃんを二人で円環システムに
加わるという選択肢もあったわけで、実際そのほうが何をするにしても楽だった
さやかちゃんのセリフを聞く限りだとまどかちゃんの円環システムでは
お互いの意思疎通がなんらかのレベルでできそうですしね
それにもし、あのままほむらちゃんが円環入りを受け入れていれば
まどかちゃんも今までのほむらちゃんを知っていてくれたわけですし

何にせよ、ほむらちゃんはそれらを断ち切ってまでも
まどかちゃんが魔法少女に成ることなく
平穏な女子中学生としての人生を歩めるように
世界を改ざんした、そういうことなんだな、と改めて思いました

要するに、あのセリフの時のほむらちゃんは
過去を思い返し、まどかちゃんとの日々に思いを巡らせなが
それが全部また消えてなくなってしまったということに対する寂しさ
それに付け加えて
まどかちゃんの「強さ」を多かれ少なかれ否定している自身に対する
後悔の念かな、と個人的には思いました

個人的に今回の映画を評価するのであれば
映画的には大成功だと思いますし、内容的にも不十分なし、だと思います

ただ、まどかちゃんとほむらちゃんの二人が笑い合えるような世界を
ずっとずっと望んできた自分にとって
これから二人はそんな関係にはなれないんだろうなというのが
重くのしかかってきていながら、
まどかちゃんが契約することなく普通の女子中学生の人生を歩めそうだ、
ほむらちゃんの最初の願いも達成することが出来た、
という二点から、まどかちゃん、ほむらちゃん大好きな自分としては
グッドエンドくらいに捉えています

トゥルーエンドではあるものの、ベストエンドではない、
ハッピーエンドといえるかって言うと言えるとは思うものの
ちょっとだけ、まさしく最後の月のように半分くらい何かが足りない
そんな終わりだったな、と

以上で感想パートを終わりたいと思います
ここまで読んでくれたら「それはとっても嬉しいな」って

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